理念・ビジョン
IDEAL
私たちの理念
私たちは、幸せな犬猫を増やす活動を通して、
互いを尊重し合い、人と動物が共生する、
調和のとれた社会の実現に貢献します。
VISION
ビジョン(10年先の未来の社会像)
私たちは、理想的な社会のビジョンとして、以下のような状態となることを目指しています。
VISION_01
犬猫を迎える選択肢として、保護施設が当たり前になっている。譲渡の仕組みが整い、保健所に行く犬猫が限りなくゼロになっている。
VISION_02
適正飼育の意識が高まり、売る方も買う方も強い責任感を当たり前に抱いている。その結果、ペット飼育に関する迷惑行為が減り、飼っていない人たちも安心して生活できるようになっている。
VISION_03
市場に迎合した不適切なブリーディングがなくなり、適正な生体販売やブリーディングが行われている。
VISION_04
避難所にペットと同伴避難ができるようになる、社会福祉サービスの中でペットの世話も介護保険制度の枠内で実施できるようになる、ペットが公共交通機関を使えるようになるなど、法律や制度のレベルから、動物の存在を包括した制度設計が為されるようになっている。
VISION_05
学校や病院などの公共施設で、動物とのふれあいの機会や、動物が活躍する機会が確保され、動物が人の社会にとってかけがえなく、より身近で、対等な存在となっている。
VALUES
大切にする価値観
犬猫の幸せを大切にする
私たちが考える犬猫の幸せとは、家庭に迎えられ、家族に愛されて生活することです。
そのため、私たちが保護する犬猫はすべて、病気があっても、高齢であっても、問題行動があっても、最後まで諦めず、家庭への譲渡を目指します。高齢で介護が必要な犬猫の場合、一般の家庭に迎えられることは難しいかもしれませんが、看取りボランティアを募集する等の形で、家庭に行けるように努力し続けます。
また、シェルターにいる犬猫も幸せにしなければならないと考えていますが、シェルター内では、あらゆることをやってあげることはできないことも承知しています。
我々が守るべき最低限の犬猫の幸せとして、動物福祉の5つの自由の確保が挙げられます。
動物福祉の5つの自由とは、
①飢え・渇きからの自由
②不快な環境からの自由
③痛みと疾病からの自由
④恐怖・抑圧からの自由
⑤生得的な行動を表出する自由
の5つを指します。
5つの自由を確保するためには、当然ながら1頭あたりにかける世話の時間を、十分に確保する必要があります。
また、譲渡を目指す中では、人との関わりの時間をできるだけ持ち、トレーニングや、一般家庭での生活への準備を行う必要があります。
有給スタッフの勤務時間については、動物愛護管理法に示される基準を遵守すると共に、ボランティアの受け入れを積極的に行い、犬猫たちのケアの時間・犬猫たちと人の関わりの時間を確保していきます。
関わる人の幸せを大切にする
私たちは、関わる人の幸せとは、犬猫のために何か役に立ちたい、社会貢献をしたいという尊い志を持った方たちが、NPO法人 出逢いの森の活動に関わることで、達成感や充実感、自己肯定感などの感情を得たり、自己成長できることであると考えています。
NPO法人 出逢いの森に関わる人すべてが、その活動を通じて、お互いを大切にできる仲間として共に成長していくことを願います。
そのためにはメンバーそれぞれが、他者の気持ちを大切にし、他者の立場に立ってものを考え、常に他者への感謝の気持ちを持ち、それを言葉や態度で伝えることを常に心がけて行動をすることが何より大切であると考えます。
このような形で関わるメンバー同士の信頼関係を育むことで、自然と共感や感動が生まれ、より多くの人・ボランティア活動者とのつながりが広がり、NPO法人 出逢いの森に関わる人の幸せが循環する活動にしていきたいと思っています。